囲碁道場新シリーズ

殺し屋じゃじゃモル

第三局

一段差、白の私が逆にコミを５目半出すという変則な手合いである。ただし、この碁にはコミは関係なかった。 　ｓｕｅｔａｎ氏、地に辛い棋風のようであるが、ちょっと中央に薄い傾向がある。 　白の方も、若干攻めあぐねた所もあったが、終盤に敵のミスで巡ってきたチャンスをとらえて大石を屠った。 　もっとも、敢えて取りに行かず、地で争ってもよかったようだが、取れるときにはちゃんと取っておかないと、というのがどうも私の性分なので・・・

黒番　　二段　suetan 　白番　　三段　じゃじゃモル 　白五目半コミ出し 　結果　２１１手まで　白中押勝ち

【自戦解説】 　黒17はいくら何でも打ちすぎ。中央での競り合いが一段落し、ひとまず白58と地に向かおうとすると、それは許さじと黒59、61とくる。結局黒63と手を戻さざるを得ないのだが、放置したこの上辺が最後に問題となった。 　黒71で連絡したかに見えた大石だったが・・・ 　白72からはまた布石のやり直しだったが、白88のツケからまた碁はにぎやかになる。 　白94のタチに黒95と愚形に押さえたのが問題。白96に黒97のオサエも無理。177とカケつぐくらいの相場ではなかったか。白98のキリが入り、白104のノビとなっては何やらキナ臭い。 　黒105のハネ出しは方向が逆、106のアテからいくべきである。黒109とここでまた地で頑張ったため、大石が白122まで先手で切れ、大石に活きがなくなってしまった。 　黒131からハミ出させても、眼はできないと読み切っている。三十数子を取られては、黒165とシッポをちぎったくらいでは間に合わない。

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