| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （23)Every Little Thingいつまでもアイドルで |
| このユニット、デビューは1996年らしい。Ｈ高校に勤めていた末期くらい。 ただ彼らの曲をいつ聴き始めたのかは覚えていない。 だが最初に聴いた曲は「初めて逢った頃のように」だったと思う。 やがて「Ｔｉｍｅ goes by」なども普通に耳にするようになった。 ELTは３人で始まり、現在もっちーこと持田香織と伊藤一朗の２人ユニット。ただ2016年からは持田はソロのみの活動となっている。 もっちーは元アイドルだけあって、とにかく可愛い風貌に恵まれている。元同僚によく似た女性がいたが、世代を問わず愛されるタイプだろう。個人的にはミラクルひかるの物真似キャラが大好きで、そっちの方を思い浮かべてしまうことしばしばである。（笑） 本人ロックンローラーを自称しているが、特に絶唱型ではないし、無茶苦茶声が出る方でもない。強いて言えばZARDの坂井泉水に声質は似ているかも。 だが、よく聴き込んでいる人ならお分かりと思うが、21世紀に入った頃から彼女は歌唱法を変えた。それまでの真っ直ぐな歌い方から、ニャーニャー声の歌い方に変わったのだ。 どういう心境の変化が彼女にあったのか。 これは推測に過ぎないが、彼女のリスペクトするアーティストに、元JUDY&MARRYのYUKIがいる。このYUKIの歌唱法を真似たのではないかと・・・ 好みは人それぞれだが、私は初期の真っ直ぐな歌い方の方が好みであり、ニャーニャーになってからは、注目すべき曲はないと断言したい。 その初期の歌い方の最後になるのが「Fragile」という名曲である。この曲の読み、英語では「フラジャイル」なのだが、フランス語風に「フラジル」と読むのが本筋のようだ、と「ニックちゃんねる」のニコラス・エドワーズが語っていた。 だが、ELTの最高傑作は、何と言っても1999年にリリースされた「Over and Over」だと確信する。 その歌詞の内容の深遠さ、そしてメロディ進行のドラマチックさ、ELTの傑作と言うより、20世紀を代表する不朽の名曲とまで言わせてもらう。 ♪Over and Over 永遠に続く愛の謳（うた） Uhh・・・聴かせて 切なさと優しさをそっと Uhh・・・教えて 流行（はやり）の洋服（ふく）のように 簡単に気持ちまでも 替えられない かけがいのないもの！ 想い出も誇れるように しがない世の中でも Over and Over Over and Over 変わらぬ愛を捜すだろう （中略） 別離（さよなら）もめぐり逢いさえ 終わらぬ旅のように Over and Over Now and Forever それでも愛を捜すだろう 変わらぬ愛に届くだろう 作詞・作曲は五十嵐充、３人組時代のメンバーであり、初期のプロデュースを支えた人物。彼にとっても生涯の金字塔であることは間違いなかろう。 持田香織さん、数年前にスポーツジムのインストラクターとの結婚が話題になった。彼女ももう四十路、家庭的な幸福と、そしていつまでも変わらぬアイドルでいてほしい。 （次は木山裕策のつもり） |
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