| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （25)知性派ロッカー、Ｄｏ Ａｓ Ｉｎｆｉｎｉｔｙ |
| このユニットについては、「知性派」という評価がされていたのを遙か昔の記憶として憶えている。 予断と偏見なら申し訳ないが、ロックバンドを組む奴と言ったら、ヤンキーか落ちこぼれというイメージが拭えない。歌詞の内容もアホバカ単純なものが多く、その上音ばかりじゃかましいから、わざわざ聴く気にならないのが正直なところだ。 あらためて調べてみたら、現メンバーの２名（伴都美子、大渡亮）および旧メンバーの長尾大ともに大学を出た経歴はない。よって学歴的要素ではなさそうである。 まず、ユニット名のＤｏ Ａｓ Ｉｎｆｉｎｉｔｙの意味が難解。Ｉｎｆｉｎｉｔｙは「無限大」という意味だが、「無限大の如くふるまう」とはどういう意味なのか？分かる人は教えてほしい。 ボーカルの伴都美子は、シュッとした美女。最初にデビューしたのは女優、モデルだったらしいからそれも頷ける。父親がスウェーデン人ということで、これまた納得。家庭環境は複雑で、両親とは同居したことがないらしい。 「知性派」の理由は、歌を聴けば何よりも理解できる。 英語の発音が堪能なのはハーフゆえか、はっきりしないが、歌詞の内容も含蓄深い。 いくつか代表曲を挙げてみよう。 ♪遠くまで so far away just far away 何処までも 誰だって 苦悩して 歩いてく （中略） night & day そう叫んで 傷ついても just day by day 明日を 見つける ♪深い森 深い深い森の奥に 今もきっと 置き去りにした心 隠してるよ 探すほどの力もなく 疲れ果てた 人々は永遠の 闇に消える （中略） 僕たちは さまよいながら 生きてゆく どこまでも 振り返る 道をとざし 歩いてく 永遠に 立ちすくむ 声もなく 生きてゆく 永遠に 「人生に苦悩しながらも、生き抜いてゆく」というのがメインテーマのようだ。彼女らの人生そのものの投影という側面もあるのかも知れない。 伴さんの声質が特に好きなわけじゃない。しいて言えば、ZARDの坂井泉水さんに似た地声で力強く歌い上げる。ファルセットになることはほとんどない。 1999年に活動開始、2005年に一旦解散するが、2008年再結成、現在も活動中とのこと。コロナに負けず末永くやってほしい。最近ではアニメの主題歌も手がけているようだ。アニメ見ない派の私としては聴く機会はあまりないが。 最後に一番好きな曲を ♪陽の当たる坂道 季節はずれの 風が運ぶ 思い出たち なつかしい笑顔の 友（きみ）は遠い故郷（まち） （中略） 誰もがいつか 越える坂道 その先には まるであの日の 素顔のままの 僕等がいる 遠まわりでも 必ず たどりつける きっと きっと いつか （次は小椋佳、行ってみるか？） |
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