| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| (1) Ｉ miss GARNET CROW. |
| このユニットが解散してもう５年以上になるだろうか。 大好きだった彼女らの新曲がもう聴けないのは残念と言うしかないが、数々の名曲が巷から忘れられないことを願う。 GARNET CROWの曲を初めて耳にしたのは、「名探偵コナン」のテーマソング集の中だった。 曲は「夏の幻」。この曲自体は平凡な感じで、特にインスピレーションがあった訳ではない。 だがそのうち、「世界はまわると言うけれど」や、「Misterious Eyes」といった曲を聴き込むうちに、その魅力にズブズブと私ははまっていった。 中古CD屋、特にJR兵庫駅前にある店で、CDアルバムを入手することができ、さらにじっくり聴くことになる。その中で、アルバムの「ヒット率」の高さに驚くことになる。 「ヒット率」・・・これは私オリジナルの概念だが、1枚のアルバム中で、「聴くに値する」曲がどれくらいの割合かを示す数字である。GARNET CROWのヒット率はおそらく８割を優に超えているだろう。 彼女らの曲のは彼女ら自身作詞作曲のものがほとんどだが、そのことを抜きにしても、数々の大御所アーティストを遙かに凌駕している。その魅力とは果たしてどこから来るのか・・・ GARNET CROW（ガーネット・クロウ）は、日本の男女4人組バンド。略称は「ガネクロ」「ガーネット」「ガークロ」GIZA studioに所属。2013年6月9日の最終ライブをもって解散 （ウィキペディアから引用） 作曲はメンバーの中村由利、作詞はａｚｕｋｉ七（あずきなな）がすべて行っているらしい。後者はなかなかの美人である。あ、もちろん前者もかわいいですが。ＤＶＤで視たかぎり・・・ だが、私が彼女らの楽曲にはまる最大の要因は、何と言ってもボーカル中村由利の声と歌い方である。 ハスキーでありながら、真っ直ぐなその歌い方、と敢えて表現しよう。ベテランのジャズ歌手が少女合唱団のように歌う、と言ったら分かりやすいだろうか。 そして、そのメロディと歌詞の絶妙なマッチングは、若者のみならず、この６０代おじさんの心をも捉えて放さないのだ。 まだ聴き始めの頃、彼女の声と歌い方に、ある種のノスタルジーを感じていた。 （この歌い方、どこかで聴いたことがある） だがそれがどこで、誰の歌かはすぐには思い出せなかった。 やがて、彼女らのプロフィールをしらべて見たとき・・・衝撃のインスピレーションが・・・ ボーカル・・・中村由利、え、なかむら、なかむら、まさか・・・ 私の脳裏にビビーンと来たのは、中村晃子という歌手だった。 ５０代以上の読者でなければその名は知らないに違いない。 その昔、「虹色の湖」などのヒット曲で一世を風靡した歌手である。 彼女の歌い方と瓜二つなことに私は気付いてしまったのである。 しかも、中村という姓まで同じじゃないか・・・もしかして・・・ さらに調べてみると、中村晃子は現在７２歳、経歴には結婚の記録はない。 だから、彼女の娘であると言うのはうがった見方かも知れないが、単なる偶然の一致とは私には思えないのである。 もし、眉唾な読者がおられるなら、一度GARNET CROWと「虹色の湖」を聴き比べてほしい。同じDNAの響きを私は感じるのだが、皆さんはどうか？ このユニットの解散の原因については、ウィキペディアにも記されていないが、それを詮索するよりも、彼女らが残した数々の名曲を、今後も糧にしていこうと思う。 最後に、私が一番好きな曲、「忘れ咲き」の歌詞を記す。 気づけば懐かしい川原に来てみたり 昨日見た夢の続き想像してたり あの日少年の君が大人びて見えて さよならも言えず傘に隠れた すれ違いもしもなんてことを 時に忘れ咲き 愛だとか恋だなんて 変わりゆくものじゃなく ただ君を好きそんな風に ずっとね思ってるような あてのない想い抱え ただ人は振り返るもの 巡りあえた景色をそっと 消えぬようにとどめてゆく （以下略） 次号は「ビリーバンバン」の巻 |
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