| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （58）JAZZのJUJU |
| 「童顔」という言葉があるのなら、「童声」という言葉もあるのだろうか。もしなければここで作りた い。 彼女を初めて聴いたとき、もっと若い人かと思っていた。いや、昭和30年生まれのこのオジさんに比べたら、20歳も若いのだけれど・・・でも、声だけなら30代で十分通用する。 好きなバラード歌手の多くが「ロックンローラー」を自称していて残念、とこれまでさんざん書いてきた。何故残念かというと、僕は音楽を「副交感神経」で聴くタイプで、「交感神経」で聴くロック愛好家とは路線がまるで逆だからだ。できれば多くのアーティストをこっち側に引き戻したいのである。 その点、彼女はジャズを基本路線に置いており、他のアーティストとは一線を画している。 だったら、ジャズは大好きかというと、残念ながらそれも違う。一部のジャズ曲は僕にとっては雑音にしか聴こえない。特にモダンジャズはダメだ。クラシカルなジャズならBGMに最高だが。 彼女のジャズはもちろん雑音ではない。ニューヨーク仕込みの英語はネイティブに近く、違和感を覚えない。以前にこのシリーズで採り上げた八神純子さんの発音は時としてカタカナ英語に聴こえて今一に思えるが、JUJUさんの発音は本格的である。 彼女にはこれといったスマッシュヒットはない。オリジナル曲もカバー曲も、とても器用に歌いこなし、すべてオリジナルに聴こえてしまう。 その中でもいくつかピックアップしてみよう。 ♪ 奇跡を望むなら 君が教えてくれた 「ひとりじゃない」そう言ってくれたね いまさら少し遅いけど 君がいなければ今日は違ってた （中略） 奇跡を望むなら 泣いてばかりいないで シアワセにはふさわしい笑顔があるはず （以下略） ♪ やさしさで溢れるように 目が覚めればいつも 変わらない景色の中にいて 大切なことさえ見えなくなってしまうよ 生きてる意味もその喜びも あなたが教えてくれたことで 「大丈夫かも」って言える気がするよ 今すぐ逢いたいその笑顔に （中略） あなたを包むすべてが やさしさで溢れるように わたしは強く迷わず あなたを愛し続けるよ どんなときもそばにいるよ 離れていてもそばにいるよ 歌詞を読めば分かるように、典型的な女性ソングで、ファン層も圧倒的に女性だろう。 また台湾を初め、アジアでの人気も絶大で、たびたび海外コンサートを行っているようだ。 もちろん男の僕が聴いても癒されるし、副交感神経ビンビンである。（笑） ♪ この夜を止めてよ 「愛している」っていうあなたの言葉は 「さよなら」よりも悲しい これ以上何も言わなくていい だからこの夜を止めてよ （中略） ねえお願い この夜を止めてよ 次は「河島英五」いってみるか・・・ |
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