【MyFavoriteMusicianⅡ】

（57)天才作詞家の系譜③松本隆

　作詞家をいろいろ調べていたら、この人も採り上げないわけにはいかなくなった。
　僕より６歳も年上だから、大ベテランなのだけど、作詞・作曲家には引退という言葉はないみたいなので、結構中堅なのかも知れない。
　Wikiには、伝説のバンド、「はっぴいえんど」でドラマーを務めていたとある。「はっぴいえんど」と言えば、ニューミュージックの祖と言われるくらいのレジェンドである。他のメンバーには細野晴臣や大瀧詠一というビッグネームがいる。
　僕も文章書くことは苦手ではないが、「作詞」というのは全く別ジャンルで、絶対に無理だと思う。
　きら星の如くヒット曲を連発できたのは、やはり「特異的才能」の持ち主と言うべきだろう。
　まず、大瀧詠一の名曲「君は天然色」、「さらばシベリア鉄道」。これは盟友だから当然としても。
　以下のように、各アーティストの代表曲とも言える歌の詞を次々と生み出しているのだ。
　★太田裕美　「木綿のハンカチーフ」
　★KinKi Kids　「硝子の少年」
　★近藤真彦　「スニーカーぶるーす」
　★斉藤由貴　「卒業」
　★竹内まりや　「SEPTEMBER」
　★寺尾聰　「ルビーの指輪」
　★中原理恵　「東京ららばい」
　★原田真二　「ティーンズぶるーす」
　と、これくらいで驚いてもらっては困る。
　実は松本氏と深い関係じゃないのと、勘ぐらせるアーティストがいる。
　まず、
　★薬師丸ひろ子　「探偵物語」
　　　　　　　　　　　「メイン・テーマ」
　　　　　　　　　　「WOMAN～『Wの悲劇』より」
　この３作目は、彼女のリクエスト・ナンバーワンだそうである。
　そして極めつけは何と言っても
　★松田聖子　「風立ちぬ」
　　　　　　　　　「赤いスイートピー」
　　　　　　　　　「渚のバルコニー」
　　　　　　　　　「SWEET MEMORIES」
　　　　　　　　　「瞳はダイヤモンド」
　　　　　　　　　「時間の国のアリス」
　　　　　　　　　「瑠璃色の地球」　なお、これはごく一部
　これはもう、間違いなくデキてる。お金だけではこれだけ書けないわ。
　作詞自体、凄い才能なのだが、「女性に成り代わって書く」ことができるのがさらに凄い。
　どうして女性の心を理解し、女性に共感される詞を書くことができるのか？
　もう、溜息つくしかない。
　一々記入しなかったが、上記の曲では松任谷由実はじめ一流の作曲家がコラボしている。もう最強やろ。
　松本氏、10年程前に神戸に移住されているらしい。神戸のどこが気に入られたのかは知らないが、居住地として高い評価をいただいているのは嬉しいことだ。
　人口がどんどん減少していると言われる神戸市、だが、うちの近所にもいい空き家がいっぱいある。〇田区以外は治安もいいし、海あり山ありの自然環境、グルメにファッション、もっと人気が出てもよいのでは・・・
（次はJUJUの予定）
　　　　

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