| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （21)生き残ったmihimaruGT |
| あれはたしか2008年頃のことだったと思う。 何気なく朝のモーニングショーを見ていたら、若い男子アナがしたり顔にこんなことを言った。 「僕はもうmihimaruの時代じゃないと思います。一押しのユニットがあるんです。」 女子アナがフォローする。 「〇〇さん、一押しのユニットは何ですか？」 「それはガルネク、girls next doorです！」 その頃にはもう結構mihimaruのファンだった僕は、ちょっとムッとした。 まあ、そんなに言うならちょっと聴いてみたろか、とガルネクのCDを入手。 うーむ、たしかにメロディも歌詞も悪くはない。でも声が・・・ まるでボーカロイドみたいに感じた。きれいなようでも・・・心がない・・・ そのボーカル、千紗は数年後、あの北島康介と結婚し芸能界から消えた。 ざままみろ、後世に残るのはやっぱりmihimaruだよ。そう僕はうそぶいた。 mihimaruGTは、2003年、ミュージッククリエーターmiyakeとボーカルhirokoによって結成された。 ３年間の雌伏期間を経て、2006年、突然「気分上々↑↑」が大ブレイクし、紅白にも出場する。 僕の反応は例によって「何か、チャラい。」 初物にはあまりつられない僕だ。例外はあるが・・・ 阪神から神戸に勤務校を替わった頃、運動会の学部演技で彼らの「wassｙoi！」という曲で無理矢理ダンスを踊らされた。その頃からちょっと興味が出てきてCDを買ってみようという気になった。 彼らのアルバムにはある特徴がある。タイトルにすべて「mihi」がつくことである。 リリース順に言うと、mihimarhythm、mihimalife、mihimagic、mihimarise、mihimalogy、mihimaｌight、mihimaland。さらにはベストアルバムもあるが・・・ このうち、mihimalightとmihimalandはまだ持ってないので、今度探してみよう。 そのうちのファーストアルバム、mihimarhythmだったかが、想像以上によかった。 「恋する気持ち」「いつまでも響くこのmelody」この２曲は特に気に入った。 ♪恋する気持ち ひとりよがりだった 恋する気持ちは この胸でくすぶる なんで 忘れることはこんなに ツラくて痛いの （中略） なぜ？ あなたの事ばかりを 考えてしまうんだろう あなたのことを思うと 胸が苦しくて （中略） ずっと ずっと いつまでも ずっと ずっと 愛した記憶は きっとそのまま なかなか哀愁に充ちたバラードである。 彼らの音楽は「ヒップホップ」というジャンルに属するらしい。ヒップホップ自体には全く関心がないが、ただ親しみやすいその曲想とhirokoちゃんの人間味たっぷりの愛嬌ある声に惹かれるだけ。 また、ヒップホップには「ラップ」がつきものである。このラップというやつ、僕は音楽とは認めておらず、大嫌いである。 だが、彼らのラップだけは全く例外だ。分かりやすくて変な格好つけていない。自然にスッと耳に入っては抜ける感じ。 hirokoちゃんの結婚・出産により、2013年からは無期休業に入っている。 ただ2021年に入って、hirokoは活動再開の意向を示したと・・・ それが実現すればいいな、と。 古坂大魔王も祈ってるし・・・ （次はミスチル） |
| MyFavoriteMusicianへ |
| Ｈｏｂｂｙ２へ |