| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （78)高橋真梨子 |
| 読者の皆様も今や中高年、（きみまろ風）ペドロ&カプリシャスを知らないとは言わせません。 調べると、彼女はその「第二代」ボーカルらしい。 初代は「前野曜子」という人で、全く記憶になかった。YouTubeで視聴してみると、美人だが、歌は平凡だった。それに比べると、高橋真梨子はより個性的で味がある。 彼女は広島出身で、両親は被爆者だという。それもあって、生育環境はかなり厳しかったようだ。両親は離婚したが、二人の間の板挟みで苦労したらしい。 彼女はそんな中、歌手を目指し、最初は大手の「ナベプロ」に所属する。だが、「アイドル路線」は彼女に合わず脱退、ナイトクラブで歌っていたところをペドロ&カプリシャスのリーダーにスカウトされたようだ。 加入した翌1973年、「ジョニーへの伝言」、「五番街のマリーへ」が立て続けにヒット、スターダムに駆け上がる。この両曲、おそらく外国曲のカバーかと思っていたら、何と作詞阿久悠、作曲都倉俊一の両大先生、ああ偉大なり。 1978年にはペドロ&カプリシャスを脱退し、ソロ歌手としてデビューする。 紅白歌合戦には出場したものの、TVの歌番組出演には最初消極的だった。だが、だんだんと露出が増えていったような気がする。円熟期には普通に出ていた。 私が選ぶ代表曲は・・・ 1978年 あなたの空を飛びたい 作詞・作曲 尾崎亜美 1984年 桃色吐息 作詞・康珍化 作曲・佐藤隆 1992年 はがゆい唇 作詞・阿木曜子 作曲・羽田一郎 1994年 遙かな人へ 作詞・松田良 作曲・岩本正樹 1996年 ごめんね 作詞・水島康宏 作曲・戸川知司 この中で、私がカラオケで歌うとしたら・・・これかな 遙かな人へ ♪ むかしふたり住んだ 街によく似てるね いつか見た太陽 Bright 背中を指さす （中略） 人を愛するため 人は生まれた 苦しみの数だけ やさしくなれるはず お色気路線を突き進む彼女には珍しい、バルセロナオリンピックのテーマ曲ともなった名曲である。 そして、１曲だけどう考えても許せない曲がある。それは・・・ ごめんね ♪ 好きだったの それなのに 貴方を傷つけた ごめんねの言葉 涙で 云えないけど 少しここにいて 悪ふざけで 他の人 身を任せた夜に 一晩中 待ち続けた 貴方のすがた 目に浮かぶ （中略） 消えない過ちを 後悔する前に 貴方を もっと 愛したかった 何処にあるの 悲しまない国 あのなあ、ごめんで済んだら警察いらんのんじゃ。 悪ふざけで許すような尻軽女、誰が愛せるねん。 甘ったれるのもええかげんにせんかい。 （次は爆風スランプ、行ってみる？） |
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