| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （52)濁らない中島美嘉さん |
| 「なかしまみか」と濁らないのが正解。ちなみに「なかじまみゆき」は濁る。 1983年生まれ。僕が教師になって４年目、まだ独身だった頃。 鹿児島出身だが、学校にはあまりなじめず、高校には進学していない。確か安室奈美恵や浜崎あゆみも中卒だったと思うから、アーティストとしての才能は学校で磨かれるものではないらしい。 芸能界入りのきっかけはモデル業だったと言う。彼女の美貌は、正統派ではなくエキゾティックなもので、アジアには彼女に憧れる同性が多いようだ。また、欧米人でもアジア好きな男性は彼女にハマるらしい。 自分の声にコンプレックスがあり、歌うことは好きではなかったと言うが、業界人に歌手デビューを勧められ、2001年にシングル「STARS」をリリースする。 僕も初めて聴いて惚れてしまった名曲である。 ♪ やっぱりあの星は 見つからなかったと 夜空に背を向けた 願いに疲れた自分がいたよ （以下略） デビューからいきなりこんないい曲をもらえたのは、彼女の才能への期待の表れと言えるだろう。ちなみに作詞はあの秋元康。彼についてはまた特集することもあろうが・・・ 彼女の魅力は何と言ってもその憂いを帯びたボイス。似たような声質の歌手がいないということもアドバンテージだったに違いない。 2002年には「WILL」をリリース。 2003年には「FIND THE WAY」が出る。 ♪ 答を出すこと それがすべてじゃない 迷わなくていいんだよ このサビが聴かせ処である。 同年、「雪の華」も出すのだが、この曲、国内のみならず、外国でも人気で、今もYouTubeなどで視聴数が伸びている。 ♪ この街に降り積もってく 真っ白な雪の華 二人の胸にそっと思い出を描くよ これからもキミとずっと・・・ 言葉の意味は分からなくても、哀愁に充ちたこのメロディが刺さるらしい。 2004年には「桜色舞うころ」。コンスタントにヒットを重ねる。 2007年の「見えない星」これも名曲。 ♪ 立ち止まり見る星のない空 私はいつも無力で 寂しさ共感（わか）りあえた人より こんな寂しさくれるあなたが 愛しい 女優業やモデル業も続ける中、有名男子バレーボール選手と結婚、だが体育会系に浮気はつきもので、程なく離婚。よくあるパターンだが、「芸の肥やし」になったや否や。 あまりヒットした曲ではないが、ちょっとホロッとするこの曲が好きだ。 ♪ 僕が死のうと思ったのは 僕が死のうと思ったのはウミネコが桟橋で鳴いたから （中略） 僕が死のうと思ったのは まだあなたに出会ってなかったから あなたのような人が生まれた 世界を少し好きになったよ あなたのような人が生きてる 世界に少し期待するよ こんなメッセージがしばしばある人の運命を変えたりする・・・ |