| 【MyFavoriteMusicianⅡ】 |
| （20)スピッツのネーミング術 |
| スピッツという犬種、最近はあまり見かけなくなった。何でもよく吠えてうるさい性質が、ご近所迷惑になるので嫌われたとか・・・この犬種、日本で生まれたらしく、できれば残してほしい。吠える犬は嫌いだが（笑）。 スピッツというグループのネーミングにももちろんこの犬が関係している。キャンキャン吠えるイメージらしい。 リーダーの草野マサムネが、作詞作曲もボーカルもこなす。他のメンバーはオマケと言ったら気の毒だが、名前を覚えられることはないだろう。 メジャーデビューは1991年というから、小生が36歳になる年、マラソン走って全盛期の頃だった。 でも、私が意識し始めたのはその数年後、担任していた男子がある日、こんな質問を投げかけてくる。 「先生、スピッツとミスチル、どっちが好きですか？」 あんまりよく考えず、その場のイメージで 「どっちかと言うと・・・スピッツかな？」 と言いながら、そのとき知っていた曲は「空も飛べるはず」だけだった。（笑） ちなみに、妙な質問をしてくる子で、こんな質問もされた記憶がある。 「先生、巨乳と貧乳、どっちが好きですか？」 私の答は 「まあ、あればあった方がいいんじゃない？」 グループのネーミングも変わっているが、歌のタイトルにも歌詞や内容とは何の関係もないものが多い。 ロビンソン（1995） チェリー（1996） スカーレット（1997） 等々 マサムネ君には何かのひらめきがあるのだろうけれど、凡人にはその感覚はよく分からない。 でも、曲自体はとても覚えやすくきれいで、それが人気の理由でもあるのだろう。 現代のＪ－ＰＯＰの歌詞には、今一つ意味不明な流れがあるのだが、スピッツもその例に漏れない。 ♪チェリー 君を忘れない 曲がりくねった道を行く 産まれたての太陽と 夢を渡る黄色い砂 と、ここまではまあ理解するとしても どんなに歩いても たどりつけない 心の雪で濡れた頬 悪魔のふりして 切り裂いた歌を 春の風に舞う花びらに変えて 常人ではイメージできない・・・（涙） ♪スカーレット 離さない このまま 時が流れても ひとつだけ 小さな 赤い灯を 守り続けていくよ ふむ、なるほど 乱れ飛ぶ声に かき消されて コーヒーの渦に溶けそうでも ゆらめく陽炎の向こうから 君が手を伸ばしたら ？？？ まあ、でも気持ちよく聴けたらそれでいいか。Ｉ love youとＩ need youしか言わない洋楽のアホバカ単純な歌詞に比べたらよっぽどまし・・・ でも、彼らの歌が気持ちよく歌えるかと言ったら、実はそうではない。曲をかけながら口ずさもうとしても、キーが高すぎて歌えない！（泣） カラオケでも－4してやっと歌えるくらいなのだ。 ああ、ちゃんとボイス・トレーニング受けて、原音で歌ってみたい ♪空も飛べるはず 君と出会った奇跡が この胸にあふれてる きっと今は空も飛べるはず 夢を濡らした涙が海原に流れたら ずっとそばで笑っていてほしい （次はMihimaruGTにしようと思う） |
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