私のリラクゼーション

やせ豚への道

　ストレスにも良いストレスと悪いストレスがあると思う。人間ストレスが全くかからないと、単なるでくのぼうになってしまう。外界からの刺激系を失った統合失調症（旧呼称＝精神分裂病）の人が廃人となってしまうように。だが、生活習慣病（旧呼称＝成人病）の発症要因の１つはストレスだと言われている。
　大ざっぱに言えば、自ら求めて挑むのが良いストレス、周りから強いられるのが悪いストレス。前者だけだったら人生楽しいが、そうは世の中甘くない。だが私は半生の中で、なるべく前者の比率を高めるべく努力はしてきた。もともと教師になった時点で立身出世の気持ちはあまり強くなかったが、市民ランナーとしての生活を加速していく過程で、管理職コースはきっぱりと捨てた。もし、そっちへ進んでいたら、こんなＨＰなど、今頃影も形もなかったろう。地位も名誉もないお陰で、現在の自由度がある。もっとも、親の介護や家族の行く末など、避けては通れない障害も多々あるが、「ケセラセラ」で乗り切れたらと楽観的に考えている。そう、「目先のことには悲観的に、遙か将来のことは楽観的に。」これは生徒に対してもしばしば説いてきた、私自身のポリシーでもある。今やるべきことにはきちんと自分にノルマを課してやり遂げる。それができてさえいれば未来を恐れることはない。
　豚になる話のはずが、ソクラテスになろうとしている。ちょっと軌道修正するとしよう。さて、はっきりした理由がなくても、何となくイライラしたり、気ぜわしかったりすることがみなさんもありません？この頃、気が短くなったというか、何でもないことで「キレ」たりすることが私にもあります。年をとるとストレスに弱くなると言いますが・・・
　そこで、気分転換をはかったり、肩の力を抜くことが必要になってくる。座禅でも組めればいいのだが、私は脚の関節が固くて・・・(^_^)
　「やけ酒」は嫌いだが、それでもアルコールの助けが有効である場合もある。100歳を超える長寿者がしばしば飲酒を嗜むことが知られている。これは、アルコール自体が身体にいいわけではもちろんなく、そのリラックス効果によるものだろう。平均して週に２回くらいだろうか。夏場はやや回数が増える傾向がある。缶チューハイが主だが、たまにビールも。日本酒やワインは悪酔いするのでほとんど飲まない。月に１回は「反省会」と称して、相手がいようがいよまいが居酒屋に行く。これは自分自身への「ご苦労さん会」でもある。
　煙草童貞である。ただの一度も口にしたことがない。祖父母が喫煙者で、小さい頃さんざん「間接喫煙」させられた嫌な思い出があり、物心ついたときには「煙草は毒」と心身に染みついていた。「煙草は身体には悪いけど、心にはいいんや。」と語った同僚がいた。「職員会議中は禁煙」の規則を自分だけ破った校長がいた。癌の治療で放射線を浴びているのに煙草がやめられない人達を可哀想に思う。
　もともと紅茶党である。ダージリンのミルクティーが特に好き。だが、いつの頃かコーヒーを飲むようになった。別にレギュラーでもインスタントでも缶コーヒーでも何でもいいのだが、どうもこれは朝から放課後まで一切休憩なしの養護学校勤務が原因なようである。うっかり居眠りするわけにもいかないから、どうしても目を覚ましておくおく必要がある。もっとも、コーヒーに覚醒効果があったのは最初だけで、この頃はブラックコーヒーを飲んだ後に爆睡したりしている。習慣性だけが残ってしまった。将来プー太郎できる身の上になったら、やめようと思っている。
　緑茶も好きだが、「おいしいお茶」になかなか巡り会わない。「ほうじ茶」のおいしいのを飲むと、至福の気分になれるのだが、ここ数年そういった体験がない。誰かおいしいほうじ茶を売ってるとこ教えて！
　音楽を聴くのは、「心地よい疲労感」に身を浸せるときである。気分がクサクサしているときに音楽を聴くと、その音楽に悪いイメージが残りそうなので聴かない。そういうときは、碁でも並べるか、コンピューターでゲームをするのが一番。後者はあまりやりすぎないように注意。
　山にまで行かなくても、とりあえず外に出るのは気分転換になる。買い物するのもよい。「道具マニア」と言われるが、将来使うであろうグッズを購入して過去のことは忘れる。もっとも、無駄な物を買ってしまい、あとで後悔すること多々。
　電話嫌いであり、女性によく見られるように、電話でストレス解消するということはできない。でも、メールは好きですよ。あの１文字、１文字入れる辛気くさい携帯メールじゃなくて、もちろんパソコンのである。私に同情する人は「哀れみメール」下さいね。１回返信するだけで、決してストーカーはしませんから・・・
　話がだんだんまとまらなくなってきた。実はこれを入力し終えると、すべてのアイテムが揃って、ＨＰが一応の完成をみるのである。よいストレスとつきあいながらここまで来れた。（でも肩凝った）目標を成し遂げるのが、最高のリラクゼーション、ということでこの話を終わる。

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