懐かしの名場面
～担任通信ダイジェスト～
作者のコメント
　さて、舞台は鈴高に戻る。２２回生２年１組と言えば、担任通信の年間発行部数で最高記録（おそらく今後も破ることはあるまい）を残した年だ。女子が普通印象によく残るクラスが多いのに対して、このクラスは男子のメンバーがとても好きだった。純朴というか、純真というか、本当に気持ちのいいさわやかな人物が多かったように記憶する。山岳部に所属していた２名の男子が、夏合宿のお土産に大きな石を２つも持ち帰ってくれたことは忘れられない。（当時は「地学教師」で、岩石標本など作っていたため）
　だが、号数を稼ごうと思ったら、普通のことなんか書いていたら駄目である。考えないと書けないようなら、年間１００号を超えることは難しい。そこで私が繰り出す「秘密兵器」は「血液型シリーズ」なのであった。
　血液型と性格の関係、かつてさんざんマスコミにも登場し、単行本が山ほど出た。偉い学者さんなどに言わせれば、「科学的根拠は何もない。」そう、そっけなく言われるだけだが、庶民の経験則に難しい学問なんか持ち込む必要はない。ワイワイガヤガヤ、ティータイムや酒席のネタにはもってこいである。独断と偏見、これこそが面白く、楽しい。もっとも、何にでも「例外」はつきものであるが・・・
　「職員室通信」と陰口をきかれ、「Ｋ先生いじめ」との評もあった本シリーズだが、さて、皆さんの評価やいかに・・・大長編のため、今回はとりあえず「Ａ型の巻」のみお送りする。　
血液型交遊学（Ａ型の巻）
　あー、全くいそがしくてたまらない。９月になってからというもの、あれやこれやで首も回らぬ有様だ。通信の方も週２回のペースは死んでも守りたいぐらいだが、ゆっくり机の前に座って稿を練る余裕はとてもない。それでもネタを無理矢理番頭下げようと思ったら、もう書くことは唯一つ、十八番の血液型シリーズ以外に考えられない。と言うわけで、本シリーズがスタートするのである。
　私が血液型のことを書き出すと、いつものことだが、俄然職員室が騒々しくなる。本校は、他校に比べれば学級通信はたくさん出ている方であろうが、それでも実践家よりは評論家の方が遙かに多いわけで、他人の作品をダシにして、それをこきおろすことをティータイムのネタにするからまことにタチが悪い。そこへもってきて、またその人々をオチョくってやろうと、当たり障りのある話題ばかり好き好んで通信に書き並べるタチの悪い教師がいるものだから、「職員室通信」などと陰口をきかれるのも当然と言うべきだろう。
　血液型云々学を信じる信じないは、全く皆様方の自由、国民の権利である。しかし、
「俺は絶対にそんなもん信じんぞ！」と喚く御仁がおられるのであれば、当方としては、そのお方は典型的なＯ型の石頭と、単純明快に結論を下すのみである。この種の記事は、半信半疑で読む所が面白いのであって、ハナから前時代的偏見があったのでは、はじめから読まずにゴミ箱へ直行させる方が良しとしたものである。
　さて、前置きがちょっと長くなったが、本シリーズは、原発性本態性天然純粋本家主流派正統派急進的直系本醸造びん生登録商標本場ブランド宮内庁御用達真性文部省特選ウールマーク直輸入食品添加物無添加要冷蔵典型的代表的標徴的Ｂ型であるこの私の立場から、各種血液型諸君との交遊のノウハウを、徹底的に解剖分析したものである。諸君は、ご自身の血液型立場から、現在、あるいは将来Ｂ型の男とつき合わねばならない羽目に陥ったとき、拙稿を逆手にとって、大いに活用して頂けるなら幸いである。
　
　まず、Ａ型の男というやつから話を進める。これはまあ単に確率的なものかも知れないが、私の友人にはＡ型が一番多い。このＡ男というやつ、付き合いやすいようでいて、これまた実に付き合いづらい存在なのである。
　Ｂ男にとってみて、最も自分との異質性を感じるのは、やはりＡ男である。それがある場合には驚きであり、また尊敬の念であったり、ときには軽蔑や羨望の念であったりする。
　全くＡ男は人付き合いがうまい。砂地に水のしみこむ如く、じわりじわりと周りを味方に変えてゆく。他人との正面衝突を極力避け、常に腰低く、細かい所にサッと気を配って、誰に対してもご機嫌を伺うことを忘れない。
　私にしたところで、機嫌をとられて不快なわけではない。しかし、世の中、、人と人、立場と立場の対立はあるのが当たり前。言わねばならぬ時には言いたくないことも言わねばならぬ。そういう修羅場を、社交術だけで渡って行こうとするＡ男の態度には時としてカチンとくる。
「自分ばかりいい子になりやがって。」と・・・
　まあしかし、冷静になって考えてみれば、毎日血で血を洗うような争いばかりを繰り返して暮らすのもしんどいわけだから、日々社会の緩衝剤としてご尽力願っているＡ男の諸君には、一応の敬意を表しておくことにしよう。だが、それにしても４０％は多すぎる。せめて２０％のＡ男諸君には、もうちっと元気を出してもらって、たまには泥をかぶる蛮勇を発揮してもらいたいものである。

　さて、Ａ男はＢ男に比べるとはるかに女性にもてる。そしてＢ男はいつもそれをひがんでいる。恋人がいようが、奥さんがいようが、平気で他の女性とデートできるのが、Ａ男の何ともうらやましいところである。Ｂ男がうっかりこれを真似しようものなら、たちまち周りから一斉糾弾にあうのは目に見えている。Ｂ男の場合、少しでも良心に呵責があると、それが態度に出てしまうし、悪事がバレた時もしおらしいフリはできないのに対し、Ａ男は秘密を隠すのが大変うまく、万一バレても謝り方が抜群に腰が低いため、被害を最小限に食い止めてしまうようだ。
　実例その１；私の大学時代の友人Ｃは、郷里にれっきとした婚約者がいながら、大学近辺では別の女性と付き合っていた。私がその事をひやかすと、
「君とは甲斐性が違うよ。」とぬかした。私の屈辱的な思い出の一つである。
　実例その２；ある友人Ｄは、私と知り合ってから２年ほどのあいだに、４人も彼女を取り替えた。そして私に、
「僕は女性運がなくて・・・」とほざいた。
　そしたら、何故Ａ男はよくもてるのか？　まず、相手の微妙な感情を読みとるのが速く、それに敏感に反応して対応する技にたけている。口も上手い。相手の自尊心をくすぐり、感情を和らげるような言葉を、間髪入れずに相手の耳に投げ込む。
　たとえばＡ男なら、女性に対して、
「今日のヘアスタイルはよく似合っているよ。」とか、
「その服、なかなかセンスがいいね。」というような言葉を、すぐに発することができる。Ｂ男は口が裂けてもこの種のことは言えない。そう思っていても言えないのに、思っていないときにはなおさら言えない。　
　Ｂ男は相手の感情を読みとる所まではＡ型に負けないが、それに対する迅速な対応ができない。だからいつでも、
「あそこではああ言って取り繕っておくのだった。」と後悔することになる。
　こんなＡ男とＢ男が、一人の女性を巡って争うことになると悲惨である。美貌とか、財産とか、他の条件が同じなら、勝負は８割～９割方Ｂ男の負けである。（それが４０％と２０％の存在比に現れている）周りの人間もＡ男に味方することは疑いもない。だからＢ男がこの争いに勝とうと思ったら、貫一お宮ではないが、ダイヤモンドの威力に物をいわせるか、強引に暴力でものにするしかない！？
　であるからして、Ａ男とＢ男の間に三角関係が生じると、フェアプレーで堂々と、などはとんでもなく、醜い泥仕合となること必至である。もし、二人が親友で、それを避けようと思えば、①どちらもその女性には手を出さない。②どちらかが初めから降りて相手に譲る。この二つしか選択肢はないわけだ。この事はよく心得られよ。
　何とか首尾よく伴侶を得た場合においても、Ａ男とＢ男の境遇には大きな差が生じる。大体、男というのは家事が好きなものはいない。何とかして奥さんに全部押しつけてしまいたいわけだが・・・
　そこでＡ男は
「君、いつも炊事・選択ご苦労様やな。疲れたやろ、肩でももんだろか。」
妻「ううん、大したことないわ。あなたのためやもん。」
　ところが、Ｂ男は口べたで、ただその辺に寝転がっているもんだから、
妻「ちょっと、ごろごろしてるんやったら子供にご飯食べさせて。」
　「私お風呂入るんやからちゃんと子供のおもりしとかなあかんよ。」
　そして、妻と子供が快眠をむさぼり始める夜更け、一人黙々と食器を洗うわびしさよ、ああ・・・

　さて、Ａ男とＢ男が友人として付き合う場合には、どういうつきあい方をすればよいのだろうか？　それにはまず、Ａ男とＢ男の異質性に目を向けなければならない。同じ一つの事に取り組むにしても、Ａ男とＢ男では、アプローチの方法が異なるのである。根気や綿密性・理論性を要求される仕事では、総体的に見て、Ａ男はＢ男より優れている。わがクラスでも、Ａ型は他に比べて定期考査の成績はかなりよい。これは、Ａ型が、やれと言われたことはきちんとやり、細かいことに手を抜かず、人の話をよく聞き理解してそれを実践していく能力に優れていることを示している。これに対しＢ型は、いやなことはすぐに投げだし、人の話に耳を傾けず、やることは何でも自己流に好きなようにやるから、定期考査向きではない。その代わり、興味を持った事への集中力・アイディア力・実行力は抜群のものがある。（余り言い過ぎると自画自賛になるが・・・）
　だから、Ａ型とＢ型は、お互いの長所・短所を認識しあった上で、協力協同関係に立ってやっていくのが理想的ということになる。けれでも、根本的な人生観・社会観は相当に異質であるから、運命共同体的にべったりくっついてしまってはいけない。仕事や趣味の上でクールにつきあうのがよく、あまりお互いに手の内を知りすぎると、却って嫌悪感を抱くことになりかねない。
　また、Ａ型とＢ型がライバル関係になる事はでるなら避けた方がよい。なぜなら、その関係はしばしば陰湿な足の引っ張り合いになる公算が大だからである。Ａ型とＢ型では、勝負する土俵がそもそも違うわけで、そこに競争原理を無理矢理導入すると、お互いに自分の土俵に引っ張り込むことばかりに精力を投入しあって、組み手争いばかりしてお互いに技をかけない柔道の試合みたいに、ハタから見ても、もちろん本人同士もどうしようもない膠着状態になってしまうことになる。
　すなわち、Ａ型とＢ型が一緒に何かやろうと思ったら、まずＢ型がアイデアを出し、それにＡ型が合理的に肉付けして、あとはＡがコツコツ、Ｂは馬力で進んでいけば大概うまくいく。この関係が逆転すると、しばしば失敗が起きる。言っちゃあ何だが、Ａ型の出すアイデアは非常にダサい。なぜダサいかというと、あっちも立て、こっちも立てようとすることばかりに神経が行くから、部分的には綿密に見えても、全体の印象がパッとしない。何じゃ、これ、どこがセールスポイントなの？と言うことになる。（これには日頃私も苦しめられているので、間違いない）Ｂ型はダサいアイデアにはついていく気がしない。とたんに、やる気を失って、手抜きになる。こら、Ａ型、ダサいアイデアはＯ型にやらせろ！
　Ｂ型が注意すべき点は、Ａ型の神経過敏症とプライドの高さである。Ｂ型は周りに対する配慮が足りないから、しばしば、何気なくトゲのある言葉を吐いてしまう。それに対して、Ａ型のアンテナは非常に高感度である。すぐにひがんだり、ねたんだり、恨んだりするから要注意。顔は平静でも、心の中では執念深くワラ人形にクギを打ち込んでいるのだ。かと言って、気ばかり遣っていてはつき合えないから、あらかじめボロカスに言う癖をつけて、相手に免疫をこしらえておくことだ。つきあいの浅いＡ型には、うっかりきつい言葉を発してはいけない。向こうが
「どうもどうも」と言えば、こちらも
「いあやこちらこそ、どうもどうも」
「すんまへんなあ」と言われれば、こちらも
「いやこっちこそどうもすんまへん。」とオウム返しをしておけばまず間違いない。特に、暗い性格のＡ型には、
「触らぬ神に祟りなし」と逃げておくのが無難である。

　ちょっと気付いたことだが、本シリーズの題名は、「交友」と書くのが普通であるようだ。しかし、「交遊」というのも辞書には載っているので、このまま行かせてもらう。
　さて、これからはＡ型の女性に話を進める。各種血液型の特性も、性が異なれば、随分その表現型に違いが生ずる。男と女というのは、生理的にも、また社会的にも置かれている状況が全然違うわけだから、これは当然と言えば当然と言えよう。
　私は交友関係があまり広くない。その広くないうちでも、女性となると、これはもう片手の指で十分間に合う。そしその大部分はＡ型である。彼女らがすべて人妻であることも言うまでもない。（若い独身の美女でもいたら、もっと話は面白いが）なぜＡ型の人妻とこの私との間に友情が生じるのかと言うと、Ａ男と同じく、Ａ女もまた、自分の伴侶以外の異性と付き合うのが大変お上手であり、そのうちの片隅にこの私が加えてもらっていると、ただまあそういうことであるらしい。
　だから、表面的なことでは、Ａ女の特性はもっともよく分かっているつもりである。（裏面のことはよく分からない。自分の泥臭い側面をなかなか見せたがらないのが彼女らの特性でもあるから）
　私の知っているＡ女は、まずとにかくしっかりしている。男を頼りにすがりついて生きてゆくみたいなところはみじんも見られない。どんな局面においても、自分のやるべき事を決して見逃すことがない。そのくせ、ほとんど表にはしゃしゃり出ず、日本人的感覚で言えば、良妻賢母型、奥ゆかしいところがある。
男であればひ弱な印象を与える側面が、性が異なるとむしろ芯の強さに見えるのが不思議である。
　彼女らと話していると、まず心理的にこちらをのんでかかっているなといつも思う。まるでＢ型のわがまま坊やをあやしているような、そういった印象である。相手が年下であっても、例えば君達生徒相手の面談においても、これを感じることがある。にこやかに受け答えしている中に、
「どうせ先生の言うことは分かっているわ。」みたいな落ち着き払ったところが見られる。相手が男であれば、小馬鹿にされたようでムカッとくるのだが、女性相手だと、むしろ親近感をもってくれたような気がして嬉しくなるのだから妙なものだ。
　心理的に優位に立っていても、彼女らは決して相手のプライドをグサッと傷つけるような言葉は使わない。同じ事を言うにしても、最もソフトな表現、最高のタイミングでもってくるから、ハイ、そうですか、と恐れ入って引き下がる他ない。
　あるＡ型女性に
「鈴木さんって堅物ね。」と言われたことがある。そのときの細かい状況はすっかり忘れてしまったが、とにかく大変嬉しかったのを覚えている。これがもし、言ったのが別の人で、普通の会話の中で言われたのなら、いかにも融通の利かない無味乾燥な人物、とけなされたような気になっただろう。また、自分の好きな女性に言われたのなら、あなたって少しも魅力のない人ね、暗に距離を置かれたように感じて、悲しくなったかも知れない。しかし、そのときの彼女は、僕に与える効果をまるで計算したかのように、自然な流れの中でその言葉を言った。そして、その結果僕は、
「そうか、彼女も僕の真面目さを日頃から評価していてくれたんだなあ。」と思わず涙が出るほど嬉しくなってしまった。ああ、偉大なるかな、Ａ女の絶妙のこの感覚、Ｂ型には到底この種の才能はない。

　さて、Ａ女とうまく付き合うのにはどういうことを心掛けたらよいのだろうか。仕事の上で、とか、遊び仲間として、というのであれば、別に何の苦労も要らない。Ａ女は誰に対しても上手く合わせてくれるし、さり気なくこちらのやり残したことを片づけてくれる。
　しかし、事が恋愛関係とか、強い信頼関係と言うことになると話は別である。Ａ女は普段から気ばかり遣って生活しているから、恋愛相手としては、どちらかと言えば気を遣わずに済む相手を好む傾向にある。だから、Ａ女争奪合戦は、Ｏ型の単純男がもっとも有利である。Ｂ男はＡ女にとっては最も気を遣う部類に属するらしい。
　Ａ女は男をいざ振る段になると、全く冷酷無比にポイするから、のめり込む傾向のあるＢ男は、深刻になる前に避けた方が無難である。玉砕しても構わん、あくまでパイオニア精神で、という向きは無理に止めはしないけれども・・・
　Ａ女はどこかに非常に鋭敏な部分を持っている。うっかりその逆鱗に触れるとひどい目に遭わされるから注意しなければいけない。
　大学時代、私の所属していた研究室に、大学院生のＡ女がおられた。何気ない雑談中に、中学校時代の話題が出てきて、彼女が
「そんな何年も前のことなんて覚えていないわ。」と言った。そこで私はついうっかり
「何年前じゃなくて、十何年前でしょ。」と、言わんでもいいことを言ってしまった。彼女はそのときには笑っていたが、私がその言葉の効果を思い知ったのは、数日後の聖バレンタインデーだった。研究室のみんなには、彼女からチョコレートが配られたが、私の所には廻って来なかった。同級生のＨが見つけなくてもいいのに、目ざとくそれを見つけて、
「○○さん、鈴木の所、忘れてるんじゃない？」と彼女に言った。
「あら、鈴木さんにはちゃんといい人がいると思って買ってこなかったわ。ごめんなさい。」強烈な皮肉であった。２０代後半の未婚のＡ女の前では、年齢の話をしてはいけない。
　Ａ女に気に入られようと、スタンドプレーに走っても、彼女たちの真贋を見抜く目は鋭いから、効果は薄い。所詮、Ｂ男としては、自らの個性を隠さずありのままに振る舞って、策を弄さぬ方が賢明だ。それで行けば、半分のＡ女は評価してくれ、残りの半分には毛嫌いされるだろう。Ｂ型に生まれてきておいて、みんなに好かれようなどという、天文学的に不埒な考えを抱いている奴はいるまい。確率５割なら上出来の部類である。
　これは教師と生徒の関係においても一緒だ。わがクラスに１２名＋αもいるＡ女のうち、半分と仲良くできれば十分だ。Ａ型の生徒の人気を得るには、個々の生徒に小言を言うのはやめて、不特定多数にワッと大声で叱りつけ、後はカラッとしているのがいい、何てことはわかっているのだが、このやり方だと、Ｏ型やＢ型の生徒はタガが緩んでしまってどうしようもなくなる。かと言って、血液型別に叱り方を変えるなんてのは、技術的に難しい。（エコ贔屓と思われる）
　明るい性格のＡ女は魅力的である。少々容姿に難点があっても、性格的に十二分にカバーしておつりが来る。そう言う女性を何人も知っているが、思想信条、立場の違いはあっても、誰一人彼女らのことを悪くは言わない。
　これに大して、ネクラのＡ女は最悪である。最もふてぶてしく、最もあつかましく、最も手の施しようがない。そういう陰のあるタイプを好む者もいるだろうが、私はごめんである。
　いずれにせよ、世界の両極にいるのがＡ女とＢ男である。いわば織姫と彦星みたいなものだ。束の間でも逢瀬が楽しめるなら幸せと思わねばならない。わが職場のＡ女と言えば・・・いや、これはさすがに恐ろしいからやめておくことにする。（Ｂ型の巻に続く）
担任通信トップへ 
ニタニタ島メニューへ