囲碁道場新シリーズ

殺し屋じゃじゃモル

第二局

二子局である。碁会所などでは一段差は定先なのだが、このパンダネットでは対戦成績により 手合いが一目単位で細かく設定されており、この場合は二子で、白がコミを五目半出す（逆コミ）と なっている。 　えらく不利な手合いだなと思っていたら、打ってみてその理由がわかった。ky123氏は、随分と 筋悪である。序盤にして石がボロけてあっという間に勝勢となった。 　もっとも、こういうタイプの人はハメ手をよくやってくるので注意が必要である。この碁にも早々と 見たことのない手が現れている。 　さて、じゃじゃモルは敵のハメ手をいかにかわして自分のペースに持ち込んだか、じっくり観戦願 いたい。

黒番　　二段　ky123 　白番　　三段　じゃじゃモル 　白五目半コミ出し 　結果　1１１手まで　白中押勝ち

【自戦解説】 　黒6は見たことがない手。一瞬ハメ手だと感じたが、意外に破る手が見つからない。白7以下は、 大損だけはしないように慎重に打っている。 　白21は本手か、それとも緩手か難しいところだ。実力差を考えれば、まあこれも悪くなかったかと・・・ 　黒22以下は空中戦だが、こうなってくると21の手の堅さが光ってくる。 　黒34以下２線をハッてくれたのは有り難い気がした。中央が厚くなり、戦いは恐れない。 　黒58から60もむさぼりであろう。中央に絶好の攻撃目標ができた。 　黒さんは68から76とまたもや地を稼いでくる。左上に強大な勢力ができては、白負けようのない局勢 となった。 　黒78は打ちすぎで、もはや黒石はバラバラ事件。以下白は的確にとがめて黒の投了となった。

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